专利摘要:
本発明は、前部領域でアンビル板(18)を支持するアンビル脚(12)と、アンビル脚(12)の後部領域のベアリングブロック(22)において横軸ピン(24)を中心に限られた角度だけ旋回することのできるステープルマガジン(26)と、横軸ピン(24)を中心にステープルマガジン(26)及びアンビル脚(12)に対して限られた角度だけ旋回することのできるドライバ脚(34)であって、ステープルをステープルマガジン(26)の前端にある間隙(38)に通すように案内するためのドライバ(36)を支持するドライバ脚(34)とを備えるステープラ(10、110)に関する。本発明に従えば、ステープラ(10、110)は、少なくとも1つのガイド要素(42、50、52)をさらに備え、これはアンビル板(18)とベアリングブロック(22)との間に配置され、長手方向にはアンビル脚(12)とステープルマガジン(26)との間に延在し、アンビル脚(12)と固定的に結合されて、ステープルマガジン(26)の底壁のガイド開放部(44)に長手方向に移動可能な方法で案内される。
公开号:JP2011514847A
申请号:JP2010550166
申请日:2009-03-10
公开日:2011-05-12
发明作者:ウルリヒ シュナイダー;トーマス シュナイダー;クルト ロイテ
申请人:エセルテ ライツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツンク ウント コンパニー コマンディット ゲゼルシャフト;
IPC主号:B25C5-02
专利说明:

[0001] 本発明は、請求項1の前段(前提部分、所謂おいて部分)に係るステープラに関する。]
背景技術

[0002] このタイプの公知のステープラは、ステープルを使用して複数枚の紙を一体に綴じる働きをし、ここでは、ドライバによってステープルマガジン及びドライバアームが押し下げられることによりステープルが間隙を通過し、シートを貫通して、自由端が回りこんで折れ曲がることによりアンビルアーム上で変形する。ステープルの変形が常に決まった形で起こり、例えば、2つの自由端が常に互いに向かって折り曲がるようにするため、アンビルには曲げ形状部が形成される。ドライバが押し下げられると、このときステープルは正確に曲げ形状部に当接しなければならず、それによりステープルの望ましくない変形による打ち損じが回避される。これは、ステープラが水平面上、例えば卓上にあって、ドライバアームが垂直に押し下げられる場合には容易に可能である。しかしながら、ステープラを手に持って打ち込む場合、横方向の力が生じ、ドライバアーム又はステープルマガジンがアンビルアームに対して側方にずれる結果となる。この問題は、公知のステープラの場合には、横軸の構造をより安定化させることによって既に対処されている。また、ステープルマガジンを、その後部領域の横軸の近くで、アンビルアームと固定的に結合された側壁によって形成される側部ガイドに案内することも公知である。双方の手段とも打ち損じのリスクを低減するが、より大きい側方向の力が生じる場合、それを防止することはできない。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 従って、本発明の目的は、冒頭に記載したタイプのステープラを、打ち損じのリスクが低下するようにさらに発展させることである。]
課題を解決するための手段

[0004] この目的は、本発明に従えば、請求項1の特徴を有するステープラによって達成される。有利なさらなる発展形態が、従属請求項の対象となる。]
[0005] 本発明は、ステープルマガジンに追加的な安定用側部ガイドを利用し、それによりアンビルアームに対して押し下げられたときの側方へのずれが概して防止されるという着想に基づく。本質的に水平方向に延在するステープルマガジンの底壁に少なくとも1つのガイド要素が案内されるため、側方向の力がより大きくても、側部ガイドは著しく変形することなしにそれを吸収する。これと対照的に、公知の側部ガイドの場合、ステープルマガジンの側壁に対抗する力が作用するため、側壁は、垂直方向に力が加わると、その表面と平行に力が加わるときの底壁と比べてより大きく変形し易い。]
[0006] 少なくとも1つのガイド要素は、例えば、アンビルアームに固定されたボルトであってもよい。これは追加の構成要素としてアンビルアームに導入される。しかしながら、少なくとも1つのガイド要素は、アンビルアームに一体部品として形成されたシートメタル部であることが好ましい。シートメタル部は単純に上側に折り曲げられ、従って追加の構成要素は不要である。これによりステープラの製造が単純化される。これに関連して、ガイド要素がステープル又はステープルプッシャと衝突しないことを確実にするよう注意する必要がある。ステープルプッシャはステープルマガジンに収容されているもので、ステープルをステープルマガジンに導入するときに、それをばね支持体によってステープルマガジンの前端にある停止板に押し当てる。ステープルとの衝突は、ガイド要素の幅がステープルの自由端アームの間の距離より短く、それによりガイド要素が自由端アームの間に入り込むことができるようにすることで回避される。ステープルプッシャとの衝突を回避するため、ステープルプッシャもまた下側に開放したU字型断面を有し、そこにガイド要素がステープルプッシャと衝突することなく係合することが好ましい。]
[0007] ガイド要素のガイド開放部への長手方向の案内性を向上させるため、双方の実施形態の変形例において、この開放部を囲んで周縁のエッジ部を配置することができ、このエッジ部は、少なくともある部分において、ガイド要素の長手方向に分かれて延在する。このとき、エッジ部を備えたガイド開放部に係合するガイド要素は、より短い構造とし、従ってアンビル板により近付けて配置して、ステープルプッシャと衝突しないようにすることができる。アンビル板に近接して配置すると、結果として剛性が高まるため有利である。これに関連して、エッジ部は、ステープルマガジン又はアンビルアームの長手方向に延在する2つの側部エッジを有することが好ましく、このエッジ間の互いに対する距離は、ガイド要素の幅と本質的に一致する。ガイド要素は、側部エッジ間にほとんど遊びなしに案内されるため、ステープルマガジンはアンビルアームに対して側方にほんの僅かしかずれることができない。エッジ部がガイド要素の導入用の傾斜を有するならば、実用的である。これは、綴じようとする紙上にステープルマガジンを打ち下ろすときに限っては、必ず横方向に正確に案内する必要があるという事実を考慮している。導入用の傾斜によりガイド要素をガイド開放部に導入し易くなり、ここでガイド開放部は、導入用の傾斜を始端として狭まっている。]
[0008] 1つのガイド要素が存在するのみならず、少なくとも2つのガイド要素が存在する場合にはさらなる改良が実現され、それらのガイド要素は好ましくは、アンビルアームの長手方向に延在する線上に前後に並んで配置される。このときガイド要素の各々が、ガイド開放部に係合する。これに関連して、ガイド要素は全て同一のものとすることも可能であるが、記載される実施形態の組み合わせもまた可能である。特に、追加のガイド要素がステープルマガジンと固定的に結合されてもよく、アンビルアームの天井板のガイド開放部に係合してもよい。]
[0009] 以下では、図面に概略的に示される2つの例示的実施形態を用いて、本発明をさらに詳細に説明する。]
図面の簡単な説明

[0010] 第1の例示的実施形態に係るステープラの縦断面図である。
第2の例示的実施形態に係るステープラの縦断面図である。
第2の例示的実施形態に係るステープラの横断面図である。
詳細図を伴う、第3の例示的実施形態に係るステープラの縦断面図である。
図3aに係るステープラの線B−Bに沿った横断面図である。
図3aに係るステープラの線C−Cに沿った横断面図である。] 図3a
実施例

[0011] 第1の例示的実施形態に係るステープラ10(図1)は、下面にゴム脚14を有するアンビルアーム12を有し、ゴム脚14によってアンビルアーム12を卓上に置くことができる。前部領域において、アンビルアーム12の天井壁16にアンビル板18が挿入され、この板は、アンビル板18に対して下方へと押し付けられるステープルを変形させるための曲げ形状部20を有する。アンビルアーム12の後部領域にはベアリングブロック22が配置され、そこには回転させるための横軸24が装着される。ベアリングブロック22には、横軸24を中心に制限された形で枢動することのできるステープルマガジン26が装着され、このマガジンにステープルが収容される。このマガジンは、ステープルを前部接触板30に押し当てるためのばね支持ステープルプッシャ28を有する。ベアリングブロック22には、プラスチック製のハンドル32によって被覆されたドライバアーム34もまた装着され、これはアンビルアーム12及びステープルマガジン26に対して横軸24を中心に制限された形で枢動することができる。前部領域において、ドライバアーム34はドライバ36を有し、ハンドル32が押し下げられると、ドライバ36はステープルマガジン26に収容されている先頭のステープルをステープルマガジン26の底壁40にあるスロット38に押し通し、アンビル板18に押し付ける。] 図1
[0012] ベアリングブロック22とアンビル板18との間に、アンビルアーム12との一体部品としてそこに形成されたシートメタル部42の形態のガイド要素が、上方に起立している。ガイド要素42は、ステープルマガジン26の底壁40のガイド開放部44の中まで突出する。ガイド開放部44は、ステープルマガジン26の長手方向における延在範囲がガイド要素42と比べて明らかに大きい。しかしながら、横軸24と平行に計測したその幅は、ガイド要素42の幅と比べてごく僅かに大きいに過ぎず、従ってガイド要素42は実際には、互いにある距離を隔てて延在する2つの側部エッジ46に寄り掛かる。側部エッジ46は、エッジ部48のうち、ガイド要素42の長手方向に分かれ、ガイド開放部44を囲んで延在する部分である。それらの間の距離は下方にいくほど大きくなり、それによりガイド要素42の導入用の傾斜を形成する。]
[0013] 第2の例示的実施形態に係るステープラ110(図2a、2b)は、本質的に上記のステープラ10と一致し、従って同じ構成要素には同じ参照符号を提供する。第1の例示的実施形態に係るステープラ10との最も重要な違いは、ガイド要素としてボルト50がアンビルアーム12に固定されている点である。このボルト50は、別個の構成要素としてアンビルアーム12に挿入される。ガイド開放部44は、エッジ部48を形成し、且つステープルマガジン26の底壁40から下方に折り曲げられているシートメタル部分によって画定される。] 図2a
[0014] 第3の例示的実施形態に係るステープラ210(図3a、3b、3c)もまた、同じ機能原理を利用し、概して上記のステープラ10、110と一致する。そのため、ここでも同じ構成要素には同じ参照符号を提供する。第3の例示的実施形態に従えば、ステープラは2つのガイド要素52を有し、これらはベアリングブロック22から異なる距離に配置されている。第1のガイド要素52は、ベアリングブロック22に近接してアンビルアーム12と固定的に結合され;もう1つのガイド要素52は、アンビル板18により近接して配置される。双方のガイド要素52とも、一体部品としてアンビルアーム12に形成され、中空シリンダの形状を有する。これらは、アンビルアーム12の長手方向中心軸上に配置される。ガイド要素52の各々は、ステープルマガジン26の底壁40のガイド開放部44に係合し、ガイド開放部44の側部エッジ46によって案内される。これらのエッジは下方に起立している。2つのガイド要素52を使用することで、ステープルマガジン26及びドライバアーム34を概して他方の構成要素と独立して案内することが達成され、従ってステープルマガジン26に対して側方向に作用する力の力線が底壁40においてなくなる。] 図3a
[0015] 当然ながら、運動学的に反転した形で、ガイド要素42、50、52がステープルマガジン26と固定的に結合され、アンビルアーム12の天井壁16のガイド開放部に案内されても好都合であることが理解される。]
[0016] まとめると、記載すべきことは以下のとおりとなる:本発明は、前部領域にアンビル板18を備えるアンビルアーム12を有し、横軸24を中心にアンビルアーム12の後部領域のベアリングブロック22において制限された形で枢動することのできるステープルマガジン26を有し、且つステープルマガジン26及びアンビルアーム12に対して横軸24を中心に制限された形で枢動することのできるドライバアーム34であって、ステープルをステープルマガジン26の前端のスロット38に押し通すためのドライバ36を備えるドライバアーム34を有するステープラ10、110に関する。本発明に従えば、ステープラ10、110は、アンビル板18とベアリングブロック22との間に配置された少なくとも1つのガイド要素42、50、52を有し、この要素は、その長手方向において、アンビルアーム12とステープルマガジン26との間に延在し、且つアンビルアーム12と固定的に結合されて、ステープルマガジン26の底壁のガイド開放部44に、長手方向に移動可能な方法で案内される。]
权利要求:

請求項1
前部領域にアンビル板(18)を備えるアンビルアーム(12)を有し、横軸(24)を中心に前記アンビルアーム(12)の後部領域でのベアリングブロック(22)にて制限された形で枢動することのできるステープルマガジン(26)を有し、且つ前記ステープルマガジン(26)及び前記アンビルアーム(12)に対して前記横軸(24)を中心に制限された形で枢動することのできるドライバアーム(34)であって、ステープルを前記ステープルマガジン(26)の前端のスロット(38)に押し通すためのドライバ(36)を備えるドライバアーム(34)を有するステープラにおいて、少なくとも1つのガイド要素(42、50、52)が前記アンビル板(18)と前記ベアリングブロック(22)との間に配置され、前記要素が、その長手方向にて、前記アンビルアーム(12)と前記ステープルマガジン(26)との間に延在し、且つ前記アンビルアーム(12)と固定的に結合されて、前記ステープルマガジン(26)の底壁(40)のガイド開放部(44)に、長手方向に移動可能なように案内されることを特徴とする、ステープラ。
請求項2
前記少なくとも1つのガイド要素が、前記アンビルアーム(12)に固定されたボルト(50)であることを特徴とする、請求項1に記載のステープラ。
請求項3
前記少なくとも1つのガイド要素が、前記アンビルアーム(12)に一体部品として形成されたシートメタル部(42)であることを特徴とする、請求項1に記載のステープラ。
請求項4
前記少なくとも1つのガイド要素(42、50、52)が、前記アンビルアーム(12)の長手方向に対して横方向に、前記ステープルのアーム間の距離より小さい幅を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のステープラ。
請求項5
前記ステープルマガジン(26)が、前記ステープルをその前端で接触板(30)に押し当てるための、下側に開放したU字型断面を有するばね支持ステープルプッシャ(28)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のステープラ。
請求項6
前記少なくとも1つのガイド要素(42、50、52)が、前記アンビルアーム(12)の長手方向に対して横方向に、前記ステープルプッシャ(28)のU型アーム間の距離より小さい幅を有することを特徴とする、請求項5に記載のステープラ。
請求項7
少なくとも、ある部分にて前記ガイド要素(42、50、52)の長手方向に分かれて延在する周縁のエッジ部(48)が、前記ガイド開放部(44)を囲んで配置されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のステープラ。
請求項8
前記エッジ部(48)が、前記ステープルマガジン(26)又は前記アンビルアーム(12)の長手方向に延在する2つの側部エッジ(46)を有し、これら側部エッジ(46)の互いの間の距離が、前記ガイド要素(42、50、52)の幅と本質的に一致することを特徴とする、請求項7に記載のステープラ。
請求項9
前記エッジ部(48)が、前記ガイド要素(42、50、52)の導入用の傾斜を有することを特徴とする、請求項7又は8に記載のステープラ。
請求項10
2個以上のガイド要素(52)が前記アンビル板(18)と前記ベアリングブロック(22)との間に配置され、前記要素が、その長手方向にて、前記アンビルアーム(12)と前記ステープルマガジン(26)との間に延在し、且つ各々が前記アンビルアーム(12)と固定的に結合されて、前記ステープルマガジン(26)の底壁(40)のガイド開放部(44)に、長手方向に移動可能なように案内されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のステープラ。
請求項11
前記2個以上のガイド要素(52)が、前記アンビルアーム(12)の長手方向に延在する線上に前後に並んで配置されることを特徴とする、請求項10に記載のステープラ。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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